ハムストリングスの肉離れ予防にはこれが効く!肉離れのリハビリにもおススメです!
小さいころから椅子の生活が多くなったなどといわれハムストリングの柔軟性が低くなってきているといわれてきています。アスリートでも非常にハムストリングの柔軟性が低く、残念ながら肉離れを繰り返してします選手も多くみうけられます。
今回おススメするストレッチはハムストリングスの拮抗筋である内側広筋のエクササイズをすることによってハムストリングスの柔軟性を出すトレーニングです。
主動筋と拮抗筋って何!?
まず押さえておきたい言葉として「主動筋」と「拮抗筋」があります。
主動筋=文字通り関節運動に対して主に動く筋です。
拮抗筋=主動筋に対して反対に動く筋肉です。
膝の曲げるという運動を例にとってみましょう。
膝を曲げるために必要な筋肉は主にハムストリングス(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)が行っております。
この膝を曲げるという運動が行われているときに、身体では脳から膝を曲げなさいと命令が出ているのですが、実はこれだけではないんです。
ストレッチで大事な考え方
上述の膝を曲げなさいねーって命令が脳から出た時に、実はもう一つ命令が出ているのですが
これが大事なんです。
「相反性抑制」
というものが実は起きているんです。
「相反性抑制」とは膝をまげなさいよーって命令が出てきたときに、逆側の拮抗筋に対して邪魔をしないように緩んでねーって命令がでます。
この働きが相反性抑制といいます。
つまり膝を曲げるという運動は
膝を曲げるために、主動筋であるハムストリングスが収縮し、拮抗筋である大腿四頭筋(大腿直筋、内側広筋、中間広筋、外側広筋)が緩み、膝が曲げられるという一連の動作になります。
ストレッチにもこの一連の動きが非常に大事になってきます。
一昔前のように、筋肉を無理やり伸ばすようなストレッチは逆に伸張反射というものが起こり、実は筋肉はあまり伸ばされないといわれております。
伸張反射の紹介↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
今回のストレッチ
今回のエクササイズ動画なのですが、ハムストリングを伸ばすということは、言い換えれば膝を伸ばすということです。
そこに注目し、膝を伸ばす主動筋である大腿四頭筋を収縮させることにより、拮抗筋であるハムストリングスの弛緩を促しているやり方になります。
小さいバランスボールを使うことによって、不安定な状態で力を入れることによっていいトレーニングにもなります。
またハムストリングスの肉離れのリハビリ期間の初期などには不安もなく始められるリハビリメニューにもなると思います。
まとめ
ストレッチには相反性抑制という考え方が非常に大切になってきます。
ただやみくもに筋肉を伸ばすだけでは筋肉の柔軟性は獲得しづらいです。
うまく相反性抑制を使いながらストレッチをしていくと比較的柔軟性を獲得しやすいと思います。
そうすることで肉離れの予防や再発防止につながると思いますので是非ご活用ください。
動画
(Taichi TV様)
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