動きのコツをつかむ!重心移動を意識をしたハードルドリル!
- 2018.09.24
- トレーニング
陸上競技などダッシュ系の競技に大切な重心移動を効果的に身体に覚えさすトレーニングの紹介です。
ハードルジャンプやボックスジャンプはプライオメトリックトレーニングといって身体のばねを鍛えるトレーニングです。
プライオメトリックトレーニングは伸張反射という人間の生理作用を利用したトレーニングです。上手に活用することで筋肉の収縮速度が速くなります。
やり方
まずハードルを等間隔に並べます。(慣れないうちはそんなに広くしないようにしてください)
それを足を揃えてジャンプ、開脚してジャンプで交互に飛び越していきます。
重心がうまく乗れていないと接地の時間が長くなり、うまく反動を使えず次のジャンプ動作につながりません。(ほとんどが重心が前方方向に向く真下ではなく、後方にある)
重心がうまく乗れると前のジャンプの反動がうまく使え、次のジャンプにつながります。
走るときに次の一歩に進むためには当然重心を前に持って行く必要がありますから、着地時に後ろに行った重心を前に持ってくるまでにも時間がかかり、足が地面に着いている時間が長くなります。足が地面についている時間が長くなるとブレーキにつながりスピードの減速になります。
まとめ
「走る」ということはこの体重移動を左右に連続していかにスムーズに早く行えるかということがカギとなってきますから、着地の時間が長ければ長いほどブレーキになります、つまりこの重心問題を解決するだけでトップスピードが全く変わってきます。
プライオメトリックトレーニングのメリットは筋収縮が速くなり、筋肉の性質が速く収縮する筋肉に変化をしていきます。そうなることによって身体を早く正確に動かすことが可能になっていきます。
筋の収縮速度が速くなれば不意なアクシデント(転倒)などにも咄嗟に反応でき怪我の防止にもつながります。
デメリットとしてはプライオメトリクストレーニングでは、常に筋肉を最大出力で収縮させることが求められます。
また、ジャンプトレーニングの着地時などを想像してもらえれば分かるように、時に強いエキセントリック収縮がかかることがあり、これは筋肉に大きなダメージを与えます。
このため毎日繰り返しで行うことはあまりお勧めできません。
これらの事を考慮して、ハードルトレーニングをすることによりばねを鍛える事、タイミングを掴むことを考えトレーニングしてくださいね!
ハードルの高さを上げたり、距離を伸ばすことにより難易度を調節できますのでお試しください。(無理をするとけがの原因になりますので自分のできる範囲でされてください)
うまくなってくると中間疾走などが変わってきますので良ければ参考にしてください。
動画
(大貫健太様)
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